1つの仕事時間はどれくらいが適切?
1つ1つの仕事の時間はできるだけ短くするべきです。
仕事を登録する際、もっとも気をつけなければならないのが、仕事の細分化と仕事時間の決め方です。
仕事時間は必ず仕事が時間内にできると思える時間で登録します。
また、時間内にできると思えない場合、時間内に必ずできると思えるようになるまで仕事を細かく細分化します。
小さな目標(タイムセレクタでは1つ1つの仕事を示す)が達成できなければ、
大きな目標(タイムセレクタではプロジェクトを示す)を達成することはできません。
ですから、小さな目標は必ず時間内に達成できると自信を持てるような仕事時間で入力するのがコツです。
これならできると思える仕事をたくさん集め、管理することでタイムセレクタのオートスケジューリングの力を発揮することができるようになります。
具体的な仕事時間の目安として5分から20分程度がお勧めです。
もちろん、予想もつかないような仕事時間もあります。
その場合においても、現時点で分かっている情報から仕事を細分化し、できる限り仕事時間を推測します。
また、仕事時間を推測する場合はできる限り推測に必要な情報を集めることをお勧めします。
たとえば、長文読解問題であれば、長文の行数、問題のページ数、小問題の数、解説ページのページ数、正解できる可能性、問題の難易度、などをもとに仕事時間を求める適当な数式を立て、
仕事時間を推測します。
例:仕事時間=長文の行数×10秒+小問題の数×5分
+解説ページのページ数×5分×(100%−正解すると思われる可能性)
長文の行数=120行、小問題の数=3問、解説ページ数=2ページ、
正解すると思われる可能性=80%、の場合、
仕事時間=120行×10秒+3問×5分+2ページ×5分×(100%−80%)
=20分+15分+2分
=37分
≒40分
上記の例の場合、仕事時間は40分となります。先ほど、仕事時間は5分から20分程度がお勧めと述べましたが、
個々に見積もった仕事時間がそれぞれ、5分から20分以内になっていることに着目してください。
仕事時間の全体は40分間ですが、40分の内訳は5分から20分程度で仕事内容がイメージできているのです。
ここで気になるのが、ここまで仕事時間を正確に見積もる必要があるのか、と思われがちですが、
正確に見積もることでより現実味のあるスケジュールが作成されるため、予定の狂いが少なくなります。
また、個々の仕事時間の予定と実績のずれが少ないことで、全体としての予定と実績のずれも少なくなります。
タイムセレクタは再スケジューリングがボタン1つでできるのですから、一度入力すれば後はほとんど仕事情報の変更を必要としません。
再スケジューリング時に掛かる時間を大幅に減らすことができるのです。
極端な話、半年先までの予定が入力されていれば、半年先まで一度入力した仕事時間の情報が使えるので、半年先まで再スケジューリングに掛かる時間を減らすことができるのです。
+解説ページのページ数×5分×(100%−正解すると思われる可能性)
長文の行数=120行、小問題の数=3問、解説ページ数=2ページ、
正解すると思われる可能性=80%、の場合、
仕事時間=120行×10秒+3問×5分+2ページ×5分×(100%−80%)
=20分+15分+2分
=37分
≒40分